おすすめBL小説vol.12
この作品は重さもありつつ、家族愛、友情、信頼、色んなものを詰め込んだ作品。
つらい境遇でも健気に笑って生きてきた受けの話が好きな方におすすめです!!!
*信号機シリーズの中の一つです。
誠に勝手ながら、順番は気にせず好きな順に紹介しています。
それぞれ他を読んでいなくても楽しめますし、読めば二度楽しめるので、私は気になった順番で読んでみることをおすすめします。
順番を気にする方は、Renta!の作品紹介ページより、【シリーズ】からお選びください。
『オレンジのココロートマレー』 [著]崎谷はるひ [画]ねこ田米蔵
[著]崎谷はるひ [画]ねこ田米蔵
ツンデレ ★★★
切ない ★★★★
あまあま ★★★
エロ度 ★★★
【イラストなし】 ☜重要ポイント
生徒に人気の明るい講師×いつも元気で世話焼きの健気な生徒
総合美術専門学校、デザイン科イラストレーションを専攻している相馬朗。
アイドルのような可愛い顔と、小柄な体には似合わないくらいの気の強さと世話焼きな面も持ち合わせている。
将来の為に行動を起こしている友人たちを見ながらモヤモヤしたものを感じていた頃、担任講師でもある栢野とも進路について意見がぶつかり、自分の中でほぼ決めていたはずの進路が、本当に自分がしたいことなのかわからなくなってしまう。
そんな中、家庭環境や昔の知人に脅されたりと、様々な事態がさらに自分を追い詰めることになるが、誰にも言えず苦しんでいた。
すべてを諦めそうになった時、手を差し伸べてくれたのは___
気の強い受けの、「自分は幸せでいなければいけない」という切ない呪縛に涙。
これまでのシリーズ作品の中では、世話焼きであったり、殻にこもる友人を叱咤したりと支える印象が強かった相馬(受)ですが、実は恋愛をしたことがありません。
病気の母親から「素敵な恋愛をするように」と言われ続け、逆に恋愛ができなくなっている青年です。
心が優しすぎて、大事にしてくれる家族の期待に応えようと、いつも明るい自分でいようとしているのですが、一気に色々なことが起こり限界が来てしまいます。
この作品では攻めも受けも明るい印象です。しかし実際は様々なものを抱えていて、栢野(攻)は乗り越えていますが、相馬(受)は真っ只中に入ってしまいます。
この相馬の苦悩が想像を超えてくる部分がありました。
誰一人悪い人がいないのに、こんなにそれぞれが切ない家族ってあるのかと。
とにかく相馬の人柄に泣けます。
こんないい子いません!!!!
そしてそれに気が付いてくれた栢野先生!!!
ちなみに、相馬にすべてを吐き出させるシーン最高でした。
人間らしい栢野先生の人柄もとても好きですが、ちょくちょく頭わしゃっとしてたり、相馬パパとの初対面から読者は勘づいていましたけどね。
相馬が可愛くて仕方ない事!!!そして隠しきれない独占欲!!!
この作品は、自分の気持ちを見失ってる受けが攻めに救われる、そんな話が好きな方におすすめです!!!
以上が私の感想でした!
感想などをコメントしてくれると、ものすっごく嬉しいです!!!
もしこの作品が気になった方は改めまして、こちらから ⇩⇩⇩
[著]崎谷はるひ [画]ねこ田米蔵
コメントを残す